2022年4月27日水曜日

119歳:頑寿

 福岡市東区で世界最高齢119歳の方、田中さんが 亡くなられたそうだ。



119歳の賀寿は「頑寿」という。頑のを二、八、百、一、八と分解すると、119になるからだ。頑固さも長寿の秘訣かも知れない。
わが老人ホームにも100歳以上の方が数名おられる。歩行器を使って歩れるが、リハビリ教室では、自転車漕ぎもできるし、足指でゴルフボールをつまみ上げることも出来るのは驚きである。
ギネス記録の予備軍が大勢おられるようだ。

小田部氏と小田部城

 小田部氏と小田部城。

 今田美桜の母校講倫館高校周辺には小田部城(月城)がありましたが、現在はなんの痕跡もありません。
 小田部氏は、一時期九州の六国を抑えた豊後の大友氏の配下となります。当時の城主小田部統房は油山の安楽平城でなく、小田部城に居城していたそうです。
 キリシタン大名となった大友宗麟は、日向でキリストの理想郷を築こうとするも、島津氏と耳川の戦いで敗れ大友氏が衰退すると、佐賀を拠点としていた龍造寺隆信が攻めてきたため、小田部氏は落ち延びます。
 後に立花宗茂の妹を正室に迎えて柳河藩に仕えることになります。小田部氏の家臣に中牟田紀伊守元正がいます。後に子孫が薬や呉服を営み福岡の百貨店岩田屋の礎となります。
 小田部は、現在でも早良区の地名として残ってます。私が通っていた小学生は小田部の人たちもいました。当時はまだ畑も多く、小田部大根が有名だったそうですが、食べた記憶はありません。
 講倫館高校横に有田宝満神社があります。

2022年4月26日火曜日

老人ホームの食事献立表

 老人ホームでは、毎週の食事献立表が配布される。

主食は、米飯が90%。たまに、オムライス、鯛めし、おし寿司、ちらし寿司、サンドイッチなど。

副食は、一汁三菜くらいが標準で、月に1回の特別膳がだされる。牛乳、ヨーグルト、果物なども適宜ついかされる。

一汁は、みそ汁、吸い物など一般的表現が多いが、餃子スープ、カレー汁、ねぎま汁、わかめスープなどの特定の名前もある。

料理のネーミングは、素材と料理法の組み合わせのことが多い。

豚肉のゆかり揚げ、太刀魚の塩焼き、海老の甘酢炒め、 ひじきの煮つけなどである。

和える、炒める、煮る、焼く、揚げる、漬ける、などはわかり易いが、

鶏肉のくわ焼き、赤魚の南部焼き、豚肉のゆかり揚げ、めばるの香味煮など少し分かりにくいものも多い。

ソテー、マリネ、などフランス語の表現になると、ネット検索が忙しくなる。

二つの素材を並べるときは、副素材を前に、主素材を後にするのが中国式で、わが国ではその逆のこと多いらしい。 ニラレバとレバニレがその例である。
ホームでは、​豚肉と大根​煮付などの表現してあり、わかり易い。

ただし最近の横文字流行で、ハッシュドビーフ、カレームニエル、きのこナムルなどは、老人泣かせである。

最近の具体的な事例:

4月26日昼 

白身魚のマリネ。

マリネとは、食材を酢やレモン汁などの漬け汁に浸して柔らかくしたり、保存したりする調理方法、またはその料理です.

4月27日夕

豚の角煮。

角煮とは、角切りにした食材を煮た料理。

4月28日夕

赤魚の南部焼き。

肉や魚介類などに下味をつけ、ごまを全体にまぶしつけて焼いたも4ゲツ4ゲツごまを加えたたれに漬け込んで焼くものもある。 ◇南部地方(現在の岩手県と青森県にまたがる地方)がごまの名産地であることから、ごまを用いた料理を「南部~」ということがある。

4月29日夕

ロールキャベツ。

ロールキャベツcabbage roll, stuffed cabbage)は、挽肉に微塵切りした野菜などを混ぜて作った具を、湯通ししたキャベツの葉一枚を使って俵型に巻いたものを煮込んで作る料理。

4月30日昼

鮭のムニエル。

ムニエルの基本的な作り方は、魚に塩コショウで下味を付けて小麦粉をまぶし、サラダ油で両面を焼き、仕上げにバターを加えて絡ませる。

5月7日

しらたき炒め煮

現在では、はっきり区別できる違いはなく、呼び名が違うだけで、同じものを指すことが多いようです。 主に関東ではしらたき、関西では糸こんにゃくと呼んでいるようです。 こんにゃくにも地域性があります。 東京以西で食べられるこんにゃくはほとんどが黒こんにゃくですが、東北地方では主に白こんにゃくが使われています。

豚肉ゆかり揚げ

ゆかりは、三島食品が製造販売する赤ジソのふりかけ。 同社の登録商標(第561358号の2ほか)であり、日本の赤ジソふりかけ市場の約9割を占める。 名古屋周辺で食べられていた赤ジソの漬物をヒントに1970年(昭和45年)に販売開始し、三島食品の売上の3割を占める看板商品に成長した。

5月22日

柳川煮

柳川といえばウナギを連想したが、実はドジョウの煮つけ風の料理であった。

5月24日

豚肉の幽庵焼き

幽庵焼き(幽安焼き、柚庵焼き、祐庵焼き、ゆうあんやき)は、和食の焼き物のひとつで、幽庵地(醤油・酒・味醂の調味液にユズやカボスの輪切りを入れたもの)を用いた魚の付け焼き 。江戸時代の茶人で、食通でもあった北村祐庵(堅田幽庵)が創案したとされる 。

江戸時代に豚肉があったか否かが問題だが、老人向けの味であった。

筑前煮

立田揚げ

目鯛の西京焼き

茄子の利休煮

鶏肉の治部煮




2022年4月23日土曜日

脳と心

 氷が解ければ「水」になると答える脳にたいして、「春」になると答えるのは心である。

心の問題を科学するのは心理学と思っていたが、最近では、脳科学という言葉をよく聞くようになった。
メディアに登場する脳科学者では、茂木健一郎氏や澤口俊之氏、久保田カヨ子、中野信子などが有名だ。
心理学といえば、フロイトの深層心理学から始まるながい歴史があるが、その後の医学やエレクトロニクスやコンピューターの発達により、脳と心の研究も多様化した。
具体的には、神経科学、認知科学、生体生理学、心理物理学、心理学、電気生理学、生体工学などがある。
これらを活用してして脳の研究をするのを総合して脳科学といっている。
しかし脳(物質)と心(エネルギー)は次元が異なるものだから、これを繋ぐ伝達メディアが存在するか?の解明が必要だ。
脳内ホルモンという説もあるようだが、まだ定量化された研究はなく、反対論もあるようだ。
一遍和尚の和歌。
  「心をば 心の怨みと こころえて
    心のなきを こころとはせよ」
日本語では、心とこころも、微妙な違いがある。
英語でも、ハートは気力と心臓の両方の意味をもつ言葉で、
洋の東西を問わず、むつかしい問題である。

2022年4月21日木曜日

新宮霊園に古墳型の永久墓

新宮霊園に古墳型の墓地ができた。33万円で永代供養墓地として祀ってくれるそうだ。


曼陀羅

 曼陀羅とはサンスクリット語 maṇḍalaの音写で円板,円輪の意。

密教で、本尊を中心としてこれと関連のある諸尊や守護などを,方形や円形の区画の中に,定められた方式に従って整然と配置して描いた図を信仰の対象とした。
円と方形を基本とし、上下左右を対象に、周辺を閉じられた図形が多い。



お経のような言語による信仰だけでなく、画像による直観的心理による信仰をひろめた。
キリスト教の宗教画や教会の壁画装飾にも、同様の傾向のものがみられる。
心理学者ユングは、精神病患者さんの治療に曼荼羅画像が効果があることを見出して、今では曼荼羅塗り絵がひろく利用されているようだ。

2022年4月15日金曜日

大正・昭和初期の時代とは!!

 大正・昭和初期の時代とは:

「坂の上の雲」を目指した明治国民は、日露戦争の幾万人の犠牲者と過度な税負担の代償が報われないことから日比谷焼き打ち事件を起こし。民の力で国家を動揺させるという自信をつけることになる。
大正デモクラシーの始まりである。




悪の根源である藩閥政治を拒否し政党政治を推し、労働者保護や女性解放運動の推進、自由意思による文化等、ヒューマニズムの世界であるが、反面「春の雪」のような乱調の時代である。

スペイン風邪で39万人が死に、第一次世界大戦後恐慌、原敬暗殺と続き、大正の優美さは関東大震災で止めをさされる。




この時、既に全体主義の基礎が固められていた。民意高揚という武器を知らずに。
大正時代とは鬼が隠れた時代であった。

そして、昭和の鬼の時代がはじまり、5.15や2.26 の事件を経て、撃ちてしやまむの全体主義の20年間で鬼ヶ島は滅亡した。




しかし全体主義の猛烈精神は、戦後復興の力として、生かされた面もあった。