2022年6月27日月曜日

ワープロの歴史と普及の弊害

ワープロの歴史を調べたことがある。

 西方浄土筑紫嶋: ワープロの歴史 (ereki-westjapannavi.blogspot.com)

この文明の利器には、弊害はないと思っていたが、そうではないようだ。情報のやり取りは人類活動の特徴だが、その弊害もでてくる。




その初期の頃の事例をとりあげてみる。

1)老害:

 ある大学の名誉教授が、80歳すぎてからワープロの亡者になり、毎日早朝から思いつくままに手紙をかいて、卒業生たちに出されていた。

卒業生も、最初のうちは、しぶしぶ返事を書いていたが、そのうち、仏の顔も三度となったらしい。

老教授は、怪しからんやつどもだ!破門だ!といって、罪もない奥様に突き当たられていたという。

今では、フェイスブックのような、大規模の投稿ソフトがあるから、このような老害を直接うけることもなくなっている。

2)ワープロでの手紙は失礼?

かって、NHK のテレビ番組「比べてみると」では、手紙だけは手書きでないと失礼になるという結論であった時代がある。

欧米では、タイプライター打ちの手紙が、相手に失礼などといういうことはない。タイプの歴史がながいからであろう。

日本でも、もう失礼と思う人はほとんどいなくなっている。

ただし縦書き と横書きの問題は、依然として残っている。

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