2025年4月6日日曜日

アメリカの相互関税(改訂版)

 


アメリカ人の平均寿命は、先進国のなかで最も短い。

しかしこれは平均値の話で、貧富の格差と並行だ。そして、健康の格差も拡大してきたからだ。

アメリカ経済の問題は、成長が不十分とゆうよりも、作りだされるものやサービスの分野が、あまりにも偏っていることだ。経済効果の分配の偏りが、社会の歪を生みを大きくしている。

このために、政府による所得再分配の強化や、社会保障改革が必要である。

しかしトランプ政権は、これを目の敵にして、関税政策で解決しようとしている。

これは大きな世界的景気の悪化を招くであろう。

相互関税率

トランプ大統領の演説


自動車には25%の関税

その後のアメリカ側の具体的発表内容。


関税をかければ輸入が減り、貿易赤字が改善される。

さらに国内製造業を復活させる。

さらにドル安になるように調整する。

ドル安の傘と防衛の傘はリンクしている。



安全保障をアメリカに頼っている日本は?


2025年4月4日金曜日

岡本かの子


 




薔薇見れば薔薇のゑまひ、
牡丹に逢はゞ牡丹の威
あやめの色のやさしきに優しく
女人われこそ觀世音ぼさつ。

柳絮直ければ即ち直く
松嚴くしければわれも嚴くし
杉いさぎよきに、はた、いさぎよく
女人われこそ觀世音ぼさつ。

そよ風にそよとし吹かれ
時に、はた、こゝろ浮雲。
足裏の土踏むちから、
女人われこそ觀世音ぼさつ。
]
人のかなしみ時には擔ひ
よろこびを人に送りて
みづからをむなしくはする
女人われこそ觀世音ぼさつ。

ぼさつ、ぼさつ、觀世音
千變萬化
圓融無碍もて世を救ふ
女人われこそ實に觀世音。


《岡本かの子『觀音經を語る』(大東出版社 昭和17年)所収》

2025年4月1日火曜日

原 石鼎

 原 石鼎(はら せきてい、1886年3月19日 - 1951年12月20日)。

島根県出身の俳人高浜虚子に師事、「鹿火屋」を創刊・主宰。

大正期の「ホトトギス」を代表する作家の一人ではんが、色彩感覚に優れたみずみずしい作風で一世を風靡した。本名は鼎。

版画は棟方志功。