高齢者は足腰の筋肉が衰えて、運動しにくくなる。
これを回復するための要点を、TVで報告していた。
1)筋肉はタンパク質でできている。タンパク質を含む食料をたべる必要があることは基本である。
2)さらにロイシンという物質が必要で、これを一日三食、一食2g、合計6gとると、筋力がふえる。 朝食だけでは分解がすすんで、効果が消えてしまう。
ロイシンをふくむ食料の一覧表は下記のとおりである。
3)筋力を増やすには、紫外線にあたる必要がある。
手のひらだけに、1日20分ほど日光浴をすると、1日に必要なビタミンDの量を捕らえることができる。顔や皮膚の日光浴はシミなどの弊害をおこす。
4)筋肉をつかった運動を定期的に行うことが当然必要である。
両手に、水の入ったペットボトルをもって、踏み台昇降運動を1日3回、
毎食前に5分程度行うことが、最低限必要である。
このスタイルで、室内や家のまわりを歩くのもよい。
5)つま先立を1日の午前中に50回行うのもよい。
6)買い物なども徒歩で出かけよう。
7)70~80歳で、椅子に座り、立ったり座ったりを5回を、8秒以内に出来ることを目標としよう。
高齢者の転倒防止のリハビリ運動では、つま先立運動が取り入れられる。足の指によるバランス制御が、転倒防止に必要だからである。
昨日の広島大名誉教授新小田先生の話では、脳梗塞で足の制御が不能になった患者さんの足は、つま先だった形になっているそうだ。
馬と人で、脚部分の骨格をくらべると、馬のほうがつま先たっていることがわかる。
人間も原始時代は、馬などの四つ足時代があった証拠であろう。