2016年6月15日水曜日

歴史遺跡修復技術の発展


1)小さな出土品:
古賀市の船原古墳から出土した装飾馬具は、九州歴史資料館のX線装置で3D計測して、綺麗な形に復元された。








2)大きな壁画:
バーミアンの大仏の天上壁画は、爆破前に撮影されていた写真などから、東京芸術大学のグループの技術で、きれいに復元された。
大仏の天上壁画



復元平面図


バーミアン大仏

3)大仏:バーミアン大仏は本体の写真はあるが、3Dのデータがどの程度計測されているか?

鎌倉の大仏やロダンの彫刻などの文化財を、東大の池内教授が正確なレーザー計測をされているから、復元可能だ。

4)宮殿や寺院:
最近は航空機撮影による大規模の遺跡計測の技術がすすんでいる。アフガンのアイナク地区の宮殿は、欧州勢の技術陣がドローンを使って計測し、CGで復元した図がすでに完成している。

しかし宮殿や寺院などは、実在する場所へ観光客が足を運ぶことが重要で、バーチャルだけでは迫力がない。

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