アルビン・トフラーは、第1次の農耕革命、第2次の産業革命に続く第3の革命の波として情報革命をとりあげて「未来の衝撃」の著書をだし、大きな反響をよんだ。
たしかにその後の半世紀で、コンピューターやネットワークの世界は、当時の予測以上の技術進歩をとげて、社会を大きく変化させてきた。
それから半世紀をすぎて、最近つぎの第4の波の話題がマスコミに登場するようになった。
先日も、NHKの白熱教室での放送番組で、最近のバイオやAIやナノ技術などの進歩をとりあげて、いろんな可能性を紹介していた。
しかし未来はばら色にみえるが、単純に喜んでばかりはおられない。
第3の波のときもトフラーらは対談で、「技術進歩の裏面には、核や環境破壊や管理社会による人間とその人格の破壊の危機があることを指摘し、これらを乗り越える配慮が常に必要だと」と語っていた。
近の青少年のネットグループ犯罪や、官邸のドローン事件などをみると、人間失格者がハイテクを振り回してしることが多く、取り締まる側が手遅れになっている。
第4の波も、この状態がおこりそうで、手放しで技術進歩を喜べない心境だ。
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