2026年3月7日土曜日

イラン国の近代史

 1925年にレザー=ハーンが建国したイラン(ペルシア)の王朝。1935年、国号をイランに改称。イギリス石油資本と結びつく。

1979年、皇帝の西欧化に対する反発からイラン革命が起こり崩壊した。

 イランにおいてカージャール朝を倒したレザー=ハーンが、1925年シャー(レザー=シャーと称する)となって開いたイランの王朝(パフラヴィー、パーレビなどとも表記)。
パフレヴィー朝は形態としては立憲君主制であるが、議会はすべて国王派が占め、レザー=シャーが軍隊を掌握する軍国主義体制がとられた。
またイスラーム聖職者の影響力を排除して政治、文化の世俗化を進め、男女同権を提唱して女性の社会活動を推奨した。

国号をイランに変更

 パフレヴィー朝はイスラーム以前のイラン固有文化の復興に力を入れ、1935年3月に国号も「イラン」に改称した。これはゾロアスター教の聖典『アヴェスター』からのとったことばであった。
しかし、その一方で、1941年、ドイツに接近したレザー=シャーはイギリス、ソ連の圧力で退位させられ、子のパフレヴィー2世に替わった。

パフレヴィー2世

パフレヴィー朝時代、イランは石油の産出国となったため、ドイツ、イギリス、ソ連が強い関心を寄せるようになっていた。

石油国有化政策とその失敗

 第二次世界大戦でのイランはイギリスとソ連の軍事支配を受け、さらに戦後も石油資源のイギリス支配が続くいた。
そのような中、1951年にはモサデグ首相による石油国有化政策が断行されたが、これはアメリカの支援を受けた軍によるイラン=クーデターによって潰されてしまった。
(1953年:出光興産の日章丸が日本への石油買取に成功。1958年、パフレヴィー2世が訪日)

白色革命からイラン革命へ

かわってパフレヴィー朝のシャーであるパフレヴィー2世が独裁体制を強め、1961年、積極的な西欧化を進める「白色革命」を開始した。
 これはいわゆる開発独裁の一例であり、独裁的な権力によって産業の近代化を図ろうというものであった。
(1968年、私もテヘランを訪問。近代的な綺麗な首都であった。)



しかし、それは国際石油資本に従属し国民生活に犠牲を強いるものだったので、国民の支持を失い、1979年2月のイラン革命で崩壊する。
パフレヴィー2世は、海外へ逃亡し、イスラーム聖職者の影響力の国家となる。

イラン革命は核開発へ進み、現在のアメリカ、イスラエルの攻撃にいたる。

2026年3月4日水曜日

坂本進洋

 

坂本 進洋  超電導現象の研究者

サカモト ノブヨシ | Sakamoto Nobuyoshi (sakamoto nobuhiro?)

1.医療イメージング

超電導磁石は磁気共鳴画像装置(MRI)の基幹部品である。ニオブチタン(NbTi)超電導体は、高分解能イメージングに必要な強力で安定した磁場を発生させるために一般的に使用されている。超伝導体の抵抗がゼロであるため、大きなエネルギー損失なしに効率的な動作が可能である。

2.粒子加速器

超伝導材料は、CERNの大型ハドロン衝突型加速器(LHC)のような粒子加速器に不可欠である。ニオブ-スズ(Nb3Sn)とニオブ-チタン(NbTi)磁石は、光速に近い粒子ビームの操縦と集束に必要な強力な磁場を作り出すために使用される。

3.エネルギー伝送

超電導ケーブルは抵抗ゼロで電気を送ることができるため、従来の銅ケーブルに比べてエネルギー損失を大幅に減らすことができる。YBCOのような高温超電導体は、超電導送電網での使用が検討されており、エネルギー配電に革命をもたらす可能性がある。

4.磁気浮上式(マグレブ)列車

超電導磁石は、磁気浮上式鉄道が線路の上に浮くことを可能にし、摩擦を排除して超高速走行を可能にする。YBCO超電導体を使用した日本のSC磁気浮上式鉄道は、時速600kmを超える速度を達成している。

5.量子コンピューティング

超伝導材料は、量子コンピューターの量子ビット(量子ビット)の中核をなしている。ジョセフソン接合は、絶縁体で隔てられた2つの超伝導体からなるデバイスで、超伝導量子回路の重要な構成要素である。IBMやグーグルなどの企業は、この技術を活用して強力な量子プロセッサを構築している。

6.エネルギー貯蔵

超電導磁気エネルギー貯蔵(SMES)システムは、超電導コイルから発生する磁場にエネルギーを貯蔵する。これらのシステムは、ほぼ瞬時に大量のエネルギーを放出することができるため、電力網の安定化やバックアップ電力の供給に理想的である。

7.科学研究

超伝導材料は、超伝導量子干渉素子(SQUID)などの高度な研究ツールに使用されている。SQUIDは、極めて弱い磁場を検出できる高感度磁力計である。SQUIDは地質学から神経科学まで幅広い分野で使用されている。

8.核融合エネルギー

超電導磁石は、ITERプロジェクトのような核融合炉でプラズマを閉じ込めるために不可欠である。YBCOのような高温超伝導体は、より効率的でコンパクトな核融合炉の開発に使用されている。

9.宇宙探査

超電導材料は、宇宙望遠鏡や検出器の極低温システムに使用されている。例えば、超伝導検出器は天体物理学で採用され、遠くの星や銀河からの微弱な信号を観測している。

10.産業応用

超電導材料は、産業用途の電気モーターや発電機に使用されている。これらのデバイスは従来のものよりも効率的でコンパクトであるため、風力タービンや電気自動車での使用に理想的である。

クリップ
研究分野 (1件): 電気電子材料工学 
研究キーワード (2件): 超伝導材料  ,  Superconducting Materials 
競争的資金等の研究課題 (4件):
  • フラ-レン超伝導体のピン止め特性
  • 高温励磁後の超伝導磁化緩和
  • Pinning Characteristics in Fullerene Superconductors
  • Superconducting Magnetic Relaxation After High-Temperature Magnetization
MISC (46件):
  • Magnetic susceptibility studies of grains in HgPb 1223 ceramic superconductors 「共著」. Physica C. 2002. 378-381, 381
  • Ac susceptibility and magnetic relaxation in powdered MgB2 with several diameter sizes 「共著」. Physica C. 2002. 378-381, 234
  • Effect of grain alignment on magnetic properties of Hg(Re)-1223 sceperconductors 「共著」. Physica C. 2002. 372-376, 1876
  • Magnetic susceptibility studies of grains in HgPb 1223 ceramic superconductors (Jointly worked). Physica C. 2002. 378-381, 381
  • Ac susceptibility and magnetic relaxation in powdered MgB2 with several diameter sizes (Jointly worked). Physica C. 2002. 378-381, 234
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学歴 (4件):
  • - 1970 九州大学 工学研究科 電子工学
  • - 1970 九州大学
  • - 1965 九州大学 工学部 電子工学
  • - 1965 九州大学
学位 (2件):
  • 工学博士
  • Doctor of Engineering
委員歴 (1件):
  • 応用物理学会 九州支部理事
所属学会 (4件):
The Institute of Electrical and Electronics Engineers  ,  低温工学・超伝導学会  ,  電気学会  ,  応用物理学会 

坂本 進洋  SAKAMOTO Nobuyoshi

研究者番号80069509
その他のID
  •  
外部サイト
所属 (過去の研究課題情報に基づく) *注記1998年度: 九州産業大学, 工学部・電気工学科, 教授
1997年度 – 1998年度: 九州産業大学, 工学部, 教授
1989年度 – 1991年度: 九州産業大学, 工学部, 教授
審査区分/研究分野
研究代表者
電子・電気材料工学
キーワード
研究代表者
PIN POTENTIAL / HIGH-TEMPERATURE MAGNETIZATION / MAGNETIC RELAXATION / OXIDE SUPERCONDUCTOR / 酸化物超伝導体 / ピンポテンシャル / 本ポテンシャル / 高温励磁 / 磁化緩和 / 酸化物高温超伝導体
研究代表者以外
ピンニングポテンシャル / 超伝導デバイス / 高温超伝導体薄膜 / 電磁特性 / 電子デバイス / 高温超伝導体 / SQUID / 磁束クリ-プ / 磁束クリープ  隠す