2015年11月13日金曜日

安川敬一郎物語(神田紅)

各地の偉人伝を講談にしている神田紅さんが、北九州市で「安川敬一郎物語」を演じている。
10月末に戸畑会館で演じたたのが最初で、昨日1(1月12日)は安川電機本社の社友会の集まりで第2回目を演じた。
安川電機は創業100周年記念の年で、創業者安川第五郎の父で、明治炭鉱で財をなした安川敬一郎の名を広めるには丁度よい講談である。
社友である私もこの名前は当然よく知っているし、フェイスブックで戸畑会場には孫の山下妙子さんがこられたこともわかっていた。しかし炭鉱経営以外の社会貢献については、それほど詳しくないので、丁度よい企画であった。
いまNHKの朝ドラの主人公と敬一郎が同じ年のうまれで、ともに筑豊の炭鉱経営に関係するところから話がはじまった。
最初に経営した東谷炭鉱
親友平岡浩太郎が政治の道で、敬一郎は財界の道で北九州の発展のため協力して、鉄道の敷設や洞海湾の浚渫や官営製鉄所の誘致などを推進していく。
平岡と安川

石炭積み出し港としての洞海湾の浚渫は2.5mであったが、鉄鉱石積載の大型船のためには6mの浚渫が必要で、大変苦労したという詳しい話まででた。
洞海湾浚渫図
そのほか紡績業や製鉄用窯業などへの事業展開と明治工業専門学校(現在の九州工業大学)の設立などの功績を紹介する講談で、社友も大拍手で終了した。


0 件のコメント:

コメントを投稿