2025年5月8日木曜日

ATP研究と人工細胞の研究 東大:野地教授の研究室 (改訂版)


 現在56歳の野地博行東大教授。サイエンスは自己表現であるとの信念の持ち主。


小学生の時に読んだ漫画のなかに、海の中のコアセルベートで生命が生まれたというソ連の科学者の話に興味をもったという。


それは、ソ連のアレキサンドル・オパーリンのコアセルべート仮説であった。


具体的には、深い海底で熱水が噴き出ているような環境で、生命体が生まれやすいという説が広まっている。

東大で研究生活をはじめた野地青年は、当時生物のエネルギは細胞が回転することが基本にあるという仮説に興味をもち、実験によりATP合成酵素の回転の状況を撮影することに成功した。




しかしノーベル賞審査グループは、すでに仮説をたてた米・英の学者にノーベル賞授与を決定していたため、野地は受賞者にはなれなかった。

受賞者からは賞金の一部が、野地グループに贈られたという。

その後野地は、念願の人工細胞の研究分野にすすんだ。



人工細胞の細胞質になるポリマーBと、DNAなどの物質を入れた培養液のポリマーAを混合して、培養した。




     合成の設計図は、DNA→RNA→Protein の流れ。






一つの細胞の状況
初期状態

330分後




720分後






この大きさまで成長したのは、世界で初めてである。






あとは、成長後に細胞分裂していく姿を観測できることを期待している。


ATP研究と人工細胞の研究成果の概要をまとめた。

(テレビ東京BSの要約 




2025年5月6日火曜日

箱崎八幡宮の元宮 大分八幡宮




大分八幡宮 飯塚市大分にあり、近くの王塚装飾古墳の見学と一緒にお参りしたことがあります。
 大分と書いてだいぶと読みます。
香椎から朝鮮半島に渡り三韓征伐した神功皇后は、帰国後、飯塚市のこの場所で従軍した兵士をこの場所で解散した事から、だいぶと呼ばれるようになったそうです。
 大分八幡宮は726年創建とされ、921年醍醐天皇時代に箱崎に遷座したのが筥崎宮とされています。
 

2025年5月5日月曜日

自己浮上型リニアモータの開発50年

 JRは新幹線開発終了後に、東京大阪間を1時間で走る磁気浮上型リニアモータの開発を計画した。


そして、その試験走行路線を宮崎県に設置した。


昭和57年に、この試験走行線で、MLU001号が、時速600Kmを実現した。

九州での実験であったから、電気学会九州支部のメンバーの私も、試乗させてもらった。

なめらかな加速、減速で乗り心地は上々であったが、腕時計が磁場もれで停止していた記憶がある。


あれから50年。車両の改善や路線の建設は、幾多の試練に遭遇して、残念ながらいまだに営業運転の実現にいたっていない。

99歳になったわたしの生存中の実現はむりなようだ。

ゴールデンウイーク中の市役所駐車場

 

朝

昼


夕

2025年5月3日土曜日

鏡山 猛 名誉教授

 倭人伝の道


九州考古学の先駆者

 かがみやま たけし
 鏡山 猛(1908~1984)
 1908年、福岡県生まれ。旧制福岡高等学校卒業後、1929年に九州大学に入学。以来一貫して九州大学の考古学を育て、1958年九州大学考古学講座の初代教授となり、1972年、九州大学を定年退官。九州大学名誉教授。
 
 鏡山氏の学問世界は、卒業論文(『西都条坊攷』)以来生涯のテーマとした大宰府研究・神籠石研究を中心とした歴史考古学の研究、墓と集落の分析から追求した弥生時代社会の研究、登呂遺跡調査への参加に触発されての水田と古代条里制の研究、縄文時代晩期から弥生時代開始期の土器にみとめられる布目様圧痕の正体を追求した織物の起源の研究、などへと広がっています。
 これらの研究のほとんどは、鏡山氏自身が実施された発掘調査の成果から立ち上げられたもので、なかでも、1938年、福岡市の比恵遺跡で森貞次郎氏とともに調査した環溝住居跡の分析と、やはり自身で調査した福岡県瀬高町鉾田甕棺墓地の分析などを総合して組み立てられた弥生時代集団の研究は、今日九州大学で推進されている先史社会の復元的研究の基礎を打ち立てた重要なものです。

私の遠い親戚になる学者です。警察官の子息で、旧制福高の先輩でした。
戦後の混乱期に佐賀の古墳を調査していた時、古墳から出てきたところを、当時潜伏中だった共産党の徳田球一と間違えられて誤認逮捕されたことがありました。

徳田球一


2025年5月1日木曜日

暴力・暴言に対する介護対応

認知症の方の暴力・暴言への対応

特に、前頭側頭型認知症(ピック病)など前頭葉が委縮するタイプの認知症では、感情のコントロールが難しくなります。病気の症状として暴力や暴言をしてしまうことがあることを知っておきましょう。

一旦逃げて時間を置く

 「逃げるが勝ち」身の危険を感じるような暴力を振るわれた場合、言葉や力でまともに応戦せず、まずは逃げましょう。抑え込むのは本人や他のお年寄りが危険な時だけです。

体格のいい男性のお年寄りによる暴力であっても、走って逃げれば大事には至りません。急に殴られるとビックリすると思いますが取り敢えずは逃げた方が賢明です。

そして、身の安全を確保したら、お互いが冷静になるまで少し時間を空けましょう。数分経つと何事もなかったようにケロッと落ち着いてくれることも多いです。戻る時は、家族や友人、他の介護者さんを一緒に連れていくのが理想です。第三者がいると、落ち着きやすくなります。

データを取り未然に防ぐ

どのような時に機嫌が悪くなり、暴力や暴言を振るいやすいか日頃からよく観察してデータを介護者全員で共有し、未然に防ぐないしは再発防止に努めることも大切です。

例えば、言葉や身体が不自由な人は、もどかしさから暴力・暴言を行っているのかもしれません。また、プライドが高い性格の人は、世話をしてもらっている現状が耐え難く、ふがいない自分に腹をたてているのかもしれません。

この様なデータを活かして、根気強く主張を聞いてあげたり、プライドを傷つけない言葉選びをしたり、一人一人に応じた介護対応をしましょう。

自分たちの介護を見直し改善する

自分たちが行ってきた介護の何が問題だったのか見直しましょう。そして、何か反省点がある場合はその都度改善していきましょう。

前頭側頭型認知症(ピック病)など前頭葉が委縮するタイプの認知症では、感情のコントロールが難しくなります。病気の症状として暴力や暴言をしてしまうことがあることを知っておきましょう。

薬を処方してもらうのは最後の手段

精神科に連れて行って向精神薬を処方してもらうのは、本人の活動を妨げることにもなりますので最後の手段です。出来る限り薬に頼らず、介護対応の改善で暴力・暴言を制御することが大切です。

他の利用者に暴力や暴言が向かないようにする

常日頃、暴力や暴言が他の利用者さんに向けられたリ、自分自身に向けられ自傷や自殺をされたりしないようにチェックしておきましょう。暴力や暴言の矛先が介護者に向けられているならなら介護対応で解決すれば問題はありません。