2021年3月27日土曜日

J.F.ケネディの祖父ジョセフ・P・ケネディ

 

ジョセフ・P・ケネディと「ビジネス」



彼は1912年にハーバード大学を卒業すると、ジョーは父の伝で州の銀行検査官の職を得た。

この仕事をしながら、ジョーは銀行業務の全容を把握するとともに、さまざまな銀行と企業の内部情報を得ることができた。1913年、父親が大株主だったコロンビア信託銀行が他銀行による乗っ取りの危機にあったとき、ジョーは親族や友人から金を借りて他の株主が持っていたコロンビア信託銀行の株を買い取り、乗っ取りを防いだ。こうして1914年、ジョーは25歳で同銀行の頭取に選ばれた。

ジョーは株式市場や不動産・動産投資によって莫大な富を築いた。彼自身が一から立ち上げた事業というのはほとんどなかったが、相場の機を見るに敏で、絶妙なタイミングで資産の売買を行った。

ただし、今の基準で言えば完全にインサイダー取引にあたるものも多く、内部情報の取得の仕方にも問題があった。当時は規制がなく、その彼が後に証券取引委員会(SEC)の初代委員長に任命されたあとインサイダー取引の規制を作ることになる。

ジョーはこの頃、サム・ジアンカーナフランク・コステロといったマフィアのボスたちと組んで仕事をしたという。具体的には「ベアー・レイド」と呼ばれる株価操作を行った結果、1929年の大暴落の引き金をひいたとも言われる。

さらにジョーがマフィアと組んで酒類の密輸も行っているという噂も絶えなかった。

1957年にフォーチュン誌が「アメリカの大富豪リスト」を初めて発表したとき、ジョーは9位から16位の間に位置するとみられていた。

さらに詳細な経歴はジョセフ・P・ケネディ - Wikipedia参照のこと。

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