大正・昭和初期の時代とは:
「坂の上の雲」を目指した明治国民は、日露戦争の幾万人の犠牲者と過度な税負担の代償が報われないことから日比谷焼き打ち事件を起こし。民の力で国家を動揺させるという自信をつけることになる。
大正デモクラシーの始まりである。
悪の根源である藩閥政治を拒否し政党政治を推し、労働者保護や女性解放運動の推進、自由意思による文化等、ヒューマニズムの世界であるが、反面「春の雪」のような乱調の時代である。
スペイン風邪で39万人が死に、第一次世界大戦後恐慌、原敬暗殺と続き、大正の優美さは関東大震災で止めをさされる。
この時、既に全体主義の基礎が固められていた。民意高揚という武器を知らずに。
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