金堂本尊薬師如来坐像などは大善寺に、講堂本尊弥勒菩薩・大貳堂本尊阿弥陀如来坐像は極楽寺に遷座・現存する。
◆宇佐大善寺
※金堂本尊薬師如来坐像:重文、鎌倉期。丈六仏(高さ3.15m)。弥勒寺金堂本尊。
脇侍には日光・月光菩薩を配し、さらにその左右に不動明王・愛染明王を配す。日光・月光菩薩、不動・愛染も弥勒寺から遷すとの情報もあるので、これら4躯も弥勒寺の故仏であろう。慶応3年神仏分離の際、当寺が買い求めると伝える。
大善寺薬師堂:この堂に弥勒寺金堂本尊薬師如来坐像を祀る。但しこの堂自体は弥勒寺とは無関係と思われる。
神宮寺観音堂:明治4年宇佐宮神宮寺(観音堂の元位置は良く分からない)から移建と云う。但し平成3年頃復元新築と云う。その折、正面桁と彫刻は当時(江戸期)の部材を使用すると云う。 神宮寺観音堂1 神宮寺観音堂2 神宮寺観音堂3 神宮寺観音堂4 大善寺は呉橋から寄藻川上流150mほどにある。曹洞宗。
宇佐大善寺全景
◆宇佐極楽寺
講堂本尊弥勒菩薩坐像:丈六仏、県文。 弥勒寺講堂本尊。
極楽寺弥勒堂:この堂に弥勒菩薩坐像を祀る。
※大弐堂本尊阿弥陀如来立像:鎌倉期と推定。明治の神仏分離で大弐堂は破壊、本尊は近くの松に吊るされていたと伝える。なお大弐堂跡には現在絵馬堂が建つと云う。
大弐堂弥陀三尊円額模刻:円額も極楽寺へ遷されると云う。
※奥氏漆島門:現在極楽寺山門となる。元は宇佐宮神官である奥氏漆島並継の屋敷の表門と云う。 →※印写真3点は他のサイトからの転載
極楽寺:真宗本願寺派、宇佐宮昭和の大造営(昭和8~昭和17年、国家神道もしくは天皇教の狂気によるものであろう)で宇佐宮境内(明治の神仏分離後も初沢池付近にあったと云う)から現在地へ移転と云う。
宇佐神社と大善寺 |
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