2019年3月8日金曜日

長谷寺式十一面観音菩薩像


弥勒菩薩像(博多織)

中西式電気博多織作品で、広隆寺の半架弥勒菩薩像の作品は有名なので、額縁にいれて飾っていたが、いま1枚の仏像作品は、仏像名不明のため倉庫に保管していた。

十一面観音菩薩像(博多織)
最近仏像の種類を調査しはじめて、やっと奈良(桜井市)の長谷寺式の十一面観音菩薩であることを発見をした。これも飾ることにしよう。
https://butsuzou.com/list/11men3.html

身丈10メートルを越す我国最大の木造仏で、右手に錫杖と念珠、左手に蓮華をさした水瓶持ち、石座の上にたっている。

長谷寺十一面観音像の最大の特徴は、本来は地蔵菩薩が持つべき錫杖を右手に持つことで、これは人々を救って遊行する地蔵菩薩の徳をも備える意味を持つ。
長谷寺の十一面観音像
普通、観音像は框台上の蓮華に立つが、長谷寺十一面観世音菩薩像は磐石座(ばんじゃくざ)に立つ。この磐石座は山肌の自然の大岩石で観音の浄土である補陀落山(ふだらくさん)と繋がっているという。
長谷寺という名の寺院が全国には100カ寺以上あるという。長谷寺十一面観音像の霊験の広がりと共に広まったもので、長谷寺の十一面観音像と同じ霊木で造ったという仏像が多数あるようだ。
長谷寺式十一面観音
福岡県の鞍手町にも、長谷寺があり大きな十一面観音像があるが、この像は持ち物が少し異なっている。
鞍手の長谷観音像

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