2020年12月24日木曜日

12月に「第九」の演奏会


 毎年12月に「第九」の演奏会が多いのは日本だけの現象のようです。

音楽内容と年末とは直接の関係はないのですが、第1次大戦終結の12月31日に平和への祈りをこめて、ライプチヒで演奏されたのが源流のようです。。 

日本で、現在のように12月に第九の演奏が多く行われるようになったのは、昭和40年頃からのようで、そのころある音楽事務所が「第九」の演奏会を12月に行ったところ満員になり、それが何年か続くと、他の音楽事務所や、オーケストラも、「第九」の演奏会をするようになり、どんどん増えてきたようです。

12月はボーナスシーズンでもあり、財政的の苦しいオーケストラにとって、いつでも満員になる第九公演はドル箱でもあるようです。
放送大学の解説者は、歓喜の歌が示す友愛の精神は、日本のお神輿を担いで歌う合唱に通じるものがあるといっていました。

しかし今年はコロナの影響で、年末の第九の演奏は中止や縮小公演が多いようです。
NHKも、無観客で、しかも合唱メンバーを半分以下に減らして、オーケストラとの距離もはなして、放送するようです。

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