2023年6月23日金曜日

リンパの成分・作用・流れなど。

 ■リンパとは、必要に応じて細胞組織から産生される液体リンパ細胞(リンパ球

・白血球を含みます。

不要になった老廃物や蛋白成分・ウイルスなど病原体を回収しながら、集合リンパ管(リンパ管)を通して心臓へ送る下水道の様な役目をする液体のことです。

集合リンパ管は必ずどこかのリンパ節に繋がっていて濾過されます

リンパは、血液とは違って赤血球や血小板などを含みません。 血液:体内の液体成分(組織液)のうち血液骨髄から産生され、血液中の赤血球はヘモグロビンを含み、酸素と栄養を運び細胞を養い(動脈)、不要になった炭酸ガスなどを回収(静脈)します。

■リンパ管は、静脈にからみつくかたちで全身に分布し、胸管などの太い主リンパ管となって、首のつけ根の頸部リンパ節と繋がり鎖骨下の静脈角から静脈に繋がっています。

リンパ管中のリンパは歩行や運動による筋肉の収縮・弛緩によって、より太い方へ送られますが、リンパは必ずどこかのリンパ節を通り静脈につながり血液に戻って心臓を介し全身を巡ります。

リンパの流れは血流の様に速くなく、ゆっくりと大河の様に移動するそうです。

■リンパの流れ

皮膚の下や脂肪層の表在リンパ管に漂うリンパは、鼠径部や腋窩部のリンパ節に集合して、太い深部リンパ管を通って鎖骨下の静脈角から静脈に入ります。

四肢のリンパ流は安静の時は殆どゼロで、運動(筋肉の動き)によって増加します。

リンパドレナージュのような皮膚のマッサージはリンパの流れを増加させ、歩行など筋肉の収縮・弛緩は患肢のリンパ産生とその流れを増加させるのでリンパ浮腫にはマッサージが有効です。

体を巡回する一日の量、リンパ液は 2~4リットルで、血液は 7トン(体重60Kgの場合)です。


TVの解説番組では、リンパの戻り口は左右の鎖骨あたりにあるので、リンパ液の流れをよくするマツサージは、その戻り口にむけて軽くこする程度がよろしい。
脚などは、踵を2cmくらいあげて、3分間のびんぼうゆすりを、1日10回くらいすれば効果があるようです。

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