ヘモグロビン(hemoglobin、Hb、血色素)とは、ヒトを含む全ての脊椎動物や一部のその他の動物の血液中に見られる赤血球の中に存在するタンパク質である。
酸素分子と結合する性質を持ち、肺から全身へと酸素を運搬する役割を担っている。
ヘモグロビン・ヘモグロビン値(Hg・Hgb)とヘモグロビンとは、赤血球の中にある、酸素を運ぶタンパク質です。鉄を含む「ヘム」とタンパク質の「グロビン」が結びついてできています。このヘムは赤色素をもち血液が赤く見えるため、「血色血液中のヘモグロビンは肺で酸素と結びつき、血管の中を通っ異常値と基準範囲は以下のようになります。
異常(低) | 基準範囲 | 異常(高) | |
---|---|---|---|
男性 | 13.0g/dl以下 | 13.1~18.0g/dl | 18.1g/dl以上 |
女性 | 12.0g/dl以下 | 12.1~16.0g/dl | 16.1g/dl以上 |
ヘモグロビンが低いと「貧血」と診断され、貧血になると全身の細胞に酸素が運べなくなるため、頭痛や息切れ、めまい、疲れやすさ、集中力の低下などといった症状が出現します。
ヘモグロビンが多くなる病気を多血症といいます。
多血症となると血がどろどろすることで血流が悪くなり、頭痛、めまい、耳鳴り、視力障害などを起こします。血の塊の血栓ができると、脳梗塞、心筋梗塞などが起こります。
ヘモグロビンは赤血球内のタンパク質の一種で、全身の細胞に酸素を送る働きをしています。血液中のブドウ糖がヘモグロビンとくっつくと糖化ヘモグロビンになります。
HbA1cは糖化ヘモグロビンがどのくらいの割合で存在しているかをパーセント(%)で表したものです。
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