2024年6月2日日曜日

政治家のパラドックス(paradox)

 パラドックス(paradox)とは、正しそうな前提と、妥当に思える推論から、受け入れがたい結論が得られる事を指す言葉である。逆説、背理、逆理とも言われる。 

核保有国は、「相手は大都市を破壊する戦略核までは使用しない」と確信して、人工密集地を避けた戦術核は使えるという逆説にたどりついている。

戦略核は安定、戦術核は不安定?

英国は、「選挙に勝てば、何をしてもいいから、選挙に勝つためには、何でもする」の、選挙独裁から、EU離脱まで変貌した。

中国は、経済苦境を脱するために、外国からの投資がほしいのに、習政権を守るために、外国企業やその投資家の監視や統制を強める方向に逆行している。

日本は、政治資金規正の厳格化では、目先を変えて批判の風化をまつため、あいまいな基準で、審査を捜査当局にまかせるような仕組みを模索している。

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