2012年8月7日火曜日

薩摩塔

最近の研究で九州の西半分に中世時代の特殊な形をした石灯篭が分布していることがわかった。
最初に薩摩半島で見つかったので薩摩塔と名付けられているが、原石は中国産であり、形も中国福建省あたりのと同じなので、唐や宋時代の中国商人が九州に持ち込んだもとと思われる。
博多周辺では、堅粕の馬頭観音、久山の白山(首羅山)などで発見された。




宝満山、背振山にもみられるようだ。
平戸島周辺、薩摩半島の枕崎から川辺に最も多いようだ。
日本の硫黄や木材と、中国の陶磁器の交易が盛んだった頃の在住中国人の信仰の証だったという。
わが家から近い久山には早速出かけてみたい。

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