2014年10月27日月曜日

四角錐の墓とピラミッド

以前に斉明天皇御陵が八角形ということを書いた。
その半分の四角形の墓が、奈良明日香村の都塚古墳や奈良市高畑町にある「史跡 頭塔(ずとう)」などで、奈良のピラミッドとも言われている。
奈良のピラミット(頭塔)
エジプトのクワ王のピラミッドは巨大で、その造成方法が不思議がられているが、奈良の頭塔をみると、造成のプロセスが解かりやすい。
ピラミッドの正四角錐は、傾斜が54°14′で、どの様にしてこの角度を計測したのか?と皆不思議がっている。
これを明確に書いた本が見当たらないので、ここに説明しておく。
正四角錐の平面図を折りたたんで、正四角錐にした時の高さは、下の図に示すように、水平の一辺の距離の2aに対して、垂直の高さは√2aになるので、この定規を使って造形していけば、54°14′の角度で正四角錐が完成できる。
(数十年ぶりに三角関数の計算をしてみたが、間違いないかな?)
古代エジプトでは幾何学や三角関数の研究が進んでいたので、容易に造形出来たであろう。

高さの計算図
この角度の実験的確認は、写真の様にゴルフボールを積み上げてみれば、簡単に理解できる。
四角錐の模型

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