少子化時代で、私立大の定員われのことはニュースになっていたが、今朝の新聞では地方自治体が設置する公立大が増加し、100校を超えたと報じている。
戦後の新制公立大学は、伝統のある地方の専門学校や、戦時中開設の医専などが昇格してできた。
平成時代にはいり、高齢化社会で看護師不足を補うため、医専を大学に昇格するなどで、90年から2000年で看護系が30校以上急増した。
その後も自治体は、地域の核になる公立大設置をめざし、受験生の獲得や学生の地元就職などの効果をねらって、経営不安の地元私立大を、公立大に引き受ける事例などが増えてきた。
九州地区ではあまりなかったが、全国では増加していたようだ。
ちなみに私が九州帝国大学に入学したころの国立。
- 1886年(明治19年) 東京帝国大学 (東京大学)
- 1897年(明治30年) 京都帝国大学 (京都大学)
- 1907年(明治40年) 東北帝国大学 (東北大学)
- 1911年(明治44年) 九州帝国大学 (九州大学)
- 1918年(大正7年) 北海道帝国大学 (北海道大学)
- 1924年(大正13年) 京城帝国大学 (ソウル大学校)
- 1928年(昭和3年) 台北帝国大学 (台湾大学)
- 1931年(昭和6年) 大阪帝国大学 (大阪大学)
- 1939年(昭和14年) 名古屋帝国大学 (名古屋大学)
九州地方の国立・公立大学
- 九州大学(九州大、九州大附属医学専門部、九州大附属工業専門部、福岡高校、久留米工専)
- 福岡教育大学(第一師範、第二師範、福岡青師)
- 九州工業大学(明治工専)
- 九州歯科大学【公】(福岡県立歯科医専【公】)
- 福岡女子大学【公】(福岡県立女子専門学校)
- 佐賀大学(佐賀高校、佐賀師範、佐賀青師)
- 長崎大学(長崎医大、長崎医大附属薬学専門部、長崎高校←長崎医大附属医学専門部、長崎経専、長崎師範、長崎青師)
- 大分大学(大分師範、大分青師、大分経専)
- 宮崎大学(宮崎師範、宮崎青師、宮崎県工専【公】、宮崎農専)
- 熊本大学(熊本医大、熊本医大附属医学専門部、第五高校、熊本師範、熊本青師、熊本工専、熊本薬専)
- 熊本女子大学【公】(県立女専【公】)
- 鹿児島大学(第七高校、鹿児島師範、鹿児島青師、鹿児島農専、鹿児島水専)
- 鹿児島県立大学【公】(県立工専【公】)
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