原田義昭の説
「知の巨人」、かく言う
「エマニュエル・トッド」というのが国際社会では「知の巨人」として有名だという。フランス人。1990年のソ連崩壊を10年も前に予測していた。2016年米大統領選でもトランプ当選を予想していた。人口動態学者としてユニークな統計数字を根拠として、大胆な未来予測を振り回す。EUの結束こそ最も大事だという。遠いヨーロッパにいるのでわれわれアジアからの意見とはだいぶ異なるようだ。
ロシアやプーチンはどうなるか。ロシア国民は基本的にプーチンの政権運営に満足しており、外国が期待するほど政権は柔でない、直ぐに崩壊することはない。
アメリカは、国家の分断が進み、今度の中間選挙では共和党が勝つ。来年以降の大統領選挙ではトランプ復活もあり得る。大学での技術工学部門の学生割合が、アメリカは10数%なのにロシアは25%に及び、これが米露の強さの差になっている。
ロシア国民がロシアのウクライナ侵攻に大義も合理性も全くないことを知ることになれば、さすがにプーチンを排除したくなるだろう。直近のG20外相会議では、「戦争を止められるのは貴方しかいない」とプーチンに呼び掛けたという。このウクライナ戦争は、和平の目処も立たないまま無意味に長引き、無辜の国民が多く死ぬだけなのか。
私(原田)の論評 ロシア国民がロシアのウクライナ侵攻に大義も合理性も全くないことを知ることになれば、さすがにプーチンを排除したくなるだろう。直近のG20外相会議では、「戦争を止められるのは貴方しかいない」とプーチンに呼び掛けたという。このウクライナ戦争は、和平の目処も立たないまま無意味に長引き、国土破壊は進み、国民が多く死んでいる。だから私は米・NATO軍はモスクワ、プーチンを直接武力で叩くべしと訴えている。プーチンの核兵器反撃はブラフ(脅し)であって、世界の反核運動で抑止できる。
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