昨日はNHKで、さまざまな病の原因でもある「老化」そのものを治療しようという研究が始まっており、老いを克服することはどこまで可能かを放送していた。
「老化」を治療する研究者たちは、老化せず、元気な状態でいるための研究キーワード、それが「サバイバル・システム」、「老化細胞」、「百寿者の健康長寿遺伝子」、「iPSでの細胞若返り治療」などであることを紹介した。
だが、それらの最新研究が進む中で明らかになったのは、なんと生命体が老化を積極的に利用してきたということだった。
「老化とは何か」を90分にわたって解説してくれた。
慶応大学の岡崎教授のもとでは、100歳以上の500人近い健康長寿者(センチナリアン)の遺伝子の調査を行い、そのデータの紹介を行っている。
APOEという遺伝子は2,3,4の3種類あり、100歳以上のセンチナリアンは、2型が多く、4型が少ない。
その他の特徴として、上の表のような特殊性があげられている。
老化細胞とは、細胞分裂をしなくなった細胞で、この細胞は、ガンにならない特徴があり、ウイルスなどの感染を防ぐ効果もあるが、これが増えすぎると、SASPが発生して慢性炎症をおこし、糖尿病や動脈硬化などがおこる。
iPSによる若返りなどは、眼球の視力回復などの研究が成功しているが、研究対象分野はひろく、倫理問題などもからむので、長期的な研究が必要であろう。
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