2022年5月13日金曜日

古代仏教史

 今朝のラジオで古代仏教史の話を聞いた。

特に、日本における寺院の建立の経緯を、詳しく話された。
最古の寺院は、590頃の飛鳥寺で、当時は豪族の氏寺として建立された。これは650年頃まで続き、最後の法隆寺のころまでに、40寺院位建立された。
大化改新以後に、国家仏教への道がはじまり、のちに南都六宗と呼ばれるような寺院が建立された。
その開祖と中心寺院はつぎのとおりである。
三論宗 - 開祖:恵灌、寺院:元興寺・大安寺
成実宗 - 開祖:道蔵、寺院:元興寺・大安寺
法相宗 - 開祖:道昭、寺院:興福寺・薬師寺
倶舎宗 - 開祖:道昭、寺院:東大寺・興福寺
華厳宗 - 開祖:良弁・審祥、 寺院:東大寺
律宗 -  開祖:鑑真、   寺院:唐招提寺
南都六宗自体は、宗派というより互いに教義を学び合う学派の役割が強く、東大寺を中心に興隆し教学を学び合った。
この時代までは、葬式とは無関係の仏教であった。


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