2022年3月11日金曜日

「ほんたうに俺でよかつたのか」

 

「ほんたうに俺でよかつたのか」NHK

2022年3月10日にみる。

妻に先立たれて12年。京都に住む永田和宏74歳(歌人・生物学者・京都大学名誉教授)は妻・河野裕子(歌人)が残した結婚以前の日記を読み、青春時代に妻が2人の男を愛し苦悩していたことを知る。


永田が向き合うことになった妻の真実。70歳を過ぎて日記に心を動かされ、自らの青春をたどり直し、残りの人生を新たな気持ちで生きていく永田の姿を京都の四季の中に追う。


生物学者である大隅良典(ノーベル賞受賞者)とも親交があったことが後半に紹介され、親近感が急増した。




会食中の大隅(左)と永田(右)

大隅博士


永田の研究もノーベル賞の可能性ありという解説いりであった。現在はJT生命誌研究館館長をつとめている。

みずからの苦悩をはらすため、東海道を京都から、東京まで一人で歩き、独り言をつぶやきながら、それが妻との対話であったという。


永田夫妻

青春時代に、京都での短歌で結ばれた二人は、最後まで短歌の詩人であった。

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