2022年6月8日水曜日

「鯣田橋」

 ウォーキングで、古賀グリーンパークをスタートしてから新宮町との境まで。

近くを流れる青柳川の源流は、新宮町的野の山あいまでさかのぼることができますが、その青柳川の上流の方に架けられている橋の名前。
北筑昇華苑入口交差点近くに架かるこの橋は、昭和54年(1979)に現在の橋に架け替えられた、これといった特徴のない橋のようです。
しかし、橋名がなんだこの名前!?という感じ。
「鯣田橋」と書いて「するめだばし」と読みます。
「するめ」といえば、イカの内臓を取り除いて乾燥させたもので、古くから日本・朝鮮半島・中国南部および東南アジアで用いられていたといわれています。
この「するめ」ですが、名前は「墨を吐くものの群れ」に由来し、「墨群(すみむれ)」が「するめ」となったという説があります。
室町時代の国語辞書ともいえる「下学集(かがくしゅう)」には、「易」には「変わる」という意味があることからすると、「イカがするめに変わる」といったところでしょうか。
日本では「鯣」の字を「するめ」に当てていますが、「鯣」の字は、本来ウナギを指す漢字だそうです。
ということは、「鯣田橋」の名前が付けられたこの付近まで、かつてはうなぎ(鯣)が沢山いたのかもしれません。

周辺の小字名も「鯣田」になっています。

〔写真〕

①青柳川に架かる「鯣田橋」が見えてきました。明治初期頃は土の橋だったそうです。



②漢字で書くと「鯣田橋」





➂ひらがなで書くと「するめだばし」



鯣田橋の地図:青柳川の矢印の先の部分



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