60年位前、上京した時に歌舞伎座で、市川段四郎の舞台を観たことがある。演目などすっかり忘れてしまったが、入場するときに、妻の高杉早苗さんが、来客に笑顔で挨拶をしていたことだけを、しっかり記憶している。
その孫の市川猿之助が、いま大きな事件でニュースになり、昔のことを思い出した。
高杉早苗たかすぎさなえ
昭和に活躍した女優。本名は喜熨斗弘子(きのしひろこ)。旧名は清水ヒロ。ミスコンテストで3位になりスカウト。1934年、松竹映画『隣りの八重ちゃん』にて銀幕デビュー。一躍人気女優となるも、三代目市川段四郎と結婚し芸能界を引退する。段四郎との間に長男・二代目市川猿翁(旧名:三代目市川猿之助)、次男・四代目市川段四郎、長女・市川靖子をもうける。またその孫たちである、香川照之(九代目市川中車)、四代目市川猿之助たちもそれぞれ活躍している。
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