ネアンデルタール人は絶滅してしまったが、世界の研究者たちが、その遺骨のDNAの研究を30年間継続してた結果、最近ようやく解明できたそうだ。
遺骨のDNAは、バラバラに切れていたものを、つなぐためのソフト開発が進んで、2010年にやっとDNAがつながったそうだ。
その結果、我々現代人のホモサピエンスのDNAと比較すると、重なっている所と異なっている所があることがわかりました。
赤色はネアンデルタール人と同じ、白色はホモサピエンス人だけのDNA |
専門家は、この白い部分のDNAに着目し、その主要部分をFOXP2と称して、その周辺の40万文字のDNAを比較検討した。
その結果、1か所に、AとTの差があることを発見した。
これは他の哺乳類とも同じで、ホモサピエンスだけが、Tに突然変化したことで、大脳に新領域が拡大し、言語能力や学習能力がひろがり、文字の発見などで新知識が子孫に伝えられることで、現代文明を開拓できたことになったということがわかった。
AからTに変化した場所に、あるタンパク質がくっ付くようになり、そこでつくられる物質の量が少なくなったことまで、今解っているが、言語能力などとの関係はまだ不明のままだそうです。
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