2022年12月7日水曜日

妻のペースメーカー手術とその後の経過

 2017年12月7日 妻のペースメーカ挿入手術:


5年前の今日は、家内のペースメーカー手術の日であった。

1週間くらい付き添いで、病院通い通いが続いたが、和白病院の病人の付き添い控室も色々だった。

初日は急患の治療室で、硬い椅子に4時間くらい待たされ疲れた。

二日目は集中治療室のベッドの横で2時間くらい経過報告を聞き、やや安心して帰宅。

3日目は症状が複雑となり、仮のペースメーカーやカテーテル処置が行われ6時間の待機だったが、家族待合室はゆったりとしたソファーで、初日ほどの疲れはなかった。

翌日はリハビリ教室で体をほぐし、ほぼもとの状態にちかくなった。

その後は経過良好で、短時間の面会ですんだ。

10日位で退院できた。その後友人の経験談をきいた。

友人はペースメーカーを入れたらすぐ元気になったが、家内の場合はそうでもない。

調べてみると心臓ペースメーカーの設定には主に4種類あるようだ。
記号の意味
 A(心房)、V(心室)、D(両方)
…T(Trigger 同期):その時点で刺激を与える
  I(Inhibition 抑制):次の刺激を取り消す
  D(両方)
①VVI
・設定した回数より心室の自己心拍が少ないときのみペーシング、そうでなければペーシングしない
・右心室に1本のリードのみ
②DDI
・VVI + AAI
⇒心房か心室のどちらか収縮すれば、刺激はお休み
・右心房、右心室に1本ずつのリード
③VDD
・センシングはAとVだが、刺激はVのみ
⇒これでも右心室に1本のリードで済む
・心房の自己脈がある前提のtracking機能
 =洞結節が正常の場合、DDDと同じ
⇒2本のリードも入れたくない高齢者に適応。
④DDD
・完全なtracking機能
…心房収縮あり、その後心室収縮無ければ、心室収縮をトリガー
 心房収縮無ければ、それもトリガー
・右心房と右心室に1本ずつのリード

友人の場合は①だが、家内の場合は④だ。3ケ月後の再調整に期待していたが、これは順調にすんだ。

その後1年ごとの検査をうけ、4年間は検査だけですんだ。

ペースメーカーの寿命は10年位で、その性能の低下を検査しているようだ。家内の弁膜の性能劣化はそのままの状態である。

5年目の12月にはいり、心臓不調を起こしたが、ペースメーカーには異常はなく、筋肉痛によるものと判断された。

医者は、ペースメーカーを取り換える患者もいるといっているが、その前になくなる患者のほうが多いようだ。

 先日、前述の友人の死亡通知がきて、家内も精神的に不安感をいだきはじめた。子供や孫への遺品のことなど口走りはじめている。

まずは、なんとか、この年末を乗り越えてほしい。

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