2022年12月19日月曜日

鎌倉殿の13人最終回「報いの時」

 鎌倉殿の13人の最終回放送の直前に、俳優7人によるトークショウ「グランドフィナーレ」が行われた。

【出演】
小栗 旬(北条義時 役)
小池 栄子(北条政子 役)
坂口 健太郎(北条泰時 役)
宮澤 エマ(実衣 役)
菊地 凛子(のえ 役)
山本 耕史(三浦義村 役)
宮沢 りえ(りく 役)





配信でみた。義時の最後の死に方の姿が少し話にでるかと予想したが、ちょっといいかけて、「カッコイイ死に方」という表現だけに終わった。本放送で知るしかないということ。

本放送では、病で苦しんでいる義時をその状態から解放するために、政子が手をかけたような死に方になっていたが、その前に妻のえが毒をもり、三浦が裏切りを述べ、泰時が新時代を述べるなど、周囲の人物の一言がすべて義時に一傷を与えている。
もう争いに明け暮れた義時の役割は終わったのだ。それならここで静かに死んでもらおうという周囲の気持ち。




作家三谷氏は「最終回はかなりの衝撃。今まではこんな終わり方の大河ドラマはなかったはず。参考になったのはアガサ・クリスティーのある作品。どうぞお楽しみください。」
と予言していた。

私は「アガサ」の「オリエント急行」をヒントにしているだろうと思っていた。多勢による殺人を描いているのではないかと思っていた。
タイトルも「報いの時」でした。

三谷さんは義時は手負いの獣のようだったと言う意味が分かりました。粛清した主な御家人及び身内が13人!。

しかし、その後の情報によると、「アガサ」の「カーテン」という話で、私の知らない作品であった。
ポアロは、知らないうちに犯人の殺人の手伝いをさせられていた事実を告げ、自分がXを倒すために「探偵」としての一線を越えてしまったことを告白し、そしてその裁きを自らに下す、
という物語らしい。

「鎌倉殿の13人」という不思議なタイトルには合議制に参与した御家人数?
「オリエント急行」で「処刑」を行う人数が陪審員と同じ12人の数?
そうではなく、被害者の数だった。

「カーテン」の原典通りならば、義時は薬による延命を拒んで「自死」するところを、姉政子に担わせた。
「我等は一心同体」と言い放った伏線への姉の答えがこの行動であり、一心同体の姉弟による二人がかりの「自死」とも言える。

トークショウの内容は、年末にテレビでも放送されるそうだ。

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