2022年12月18日日曜日

日吉の海軍軍令部の地下壕

  慶応大学日吉キャンパスと、慶應義塾高等学校の地下に眠る、大規模な大日本帝国海軍連合艦隊司令部および海軍軍令部の地下壕は、敗戦必至でありながら、戦争終結を先伸ばしにして、天皇ヒロヒトを延命させるために、本土決戦に備えて建設された海軍中枢の遺跡です。

 戦争末期、本土空襲が激化し、戦略爆撃機とともに米海軍艦載機によって、日吉は日夜激しい空爆に曝されたのです。慶應義塾は、三田も壊滅的に焼失しており、最も空爆に遭った大学です。
 この地下壕から無能極まりない海軍首脳が、机上の空論を立案して、マリアナ沖海戦、レイテ沖海戦、戦艦大和の沖縄海上特攻、海軍航空特攻などが発令され、多くの人々を殺し、殺させてきたのです。そしてこの地下壕は、多くの強制徴用された植民地化支配下の朝鮮・韓国の人々によって建設されたのです。どれほどの犠牲者が出たのか、記録はすべて隠蔽され、焼却されたのでしょう。



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