ハイデルベルク城(Heidelberger Schloss)は、ドイツ連邦共和国バーデン=ヴュルテンベルク州ハイデルベルク市に遺る城趾である。
ドイツで最も有名な城趾の一つであり、ハイデルベルクの象徴的建造物となっている。
この城はケーニヒスシュトゥール(「王の椅子」)という山の北斜面、 ネッカー川の河原から約80mの高さに位置し、旧市街の風景を決定づけている。
『小説 アルト・ハイデルベルク』は、私にとって、青春時代の思い出の書で、旧制中学の演劇部がドラマを演じたのでさらに記憶に強くのこっている。
ドイツ・ザクセン地方のカールブルク公国の公子、20歳のカール・ハインリヒがハイデルベルク大学に留学した時のこと、下宿兼居酒屋で働く明るい17歳の娘、ケーティと親しくなる。
しかし、3カ月後、伯父・大公の病気が重くなり、跡を継ぐため故郷に呼び戻される。
身分違いの悲恋を描いた甘ったるい純愛物という悪口もあるが、こういう青春の書があってもよい。
若い時に、ハイデルブルクを一人旅で訪れたことがあるが、ここでカールとケーティが語り合ったのかといささか興奮したことを懐かしく思い出した。
その時、登ったハイデルブルク城は古城の雰囲気を湛えた魅力的な城であった。
その後業務でミュンヘンの企業を訪問したとき、ちょうどその日の夏の夜にこの古城の中で音楽会があるので、招待された。
そのメインは「花火」という交響曲で、演奏音楽と打ち上げ花火の音をうまく組み合わせる演奏で、
山間に響く花火の光と交響曲の音楽に酔いしれた。
ヘンデルの「The Musick for the Royal Fireworks] |
指揮者の挨拶 |
ハープ演奏者は日本女性 |
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