燃え盛る大坂城。母の眼前、秀頼が自刃。「母上、我が首をもって、生きてくだされ」。大野治長(修理)(玉山鉄二)は絶叫し、介錯した。茶々は愛息の血を浴び「見事であった」――。
家臣たちも続く。治長は「徳川は汚名を残し、豊臣は人々の心に生き続ける!」と自刃。茶々が刀を突き刺し、介錯。
治長は茶々に寄り掛かり、事切れた。
最後に残ったのは茶々。
「日ノ本か。つまらぬ国になるであろう。正々堂々と戦うこともせず、万事長きものに巻かれ、人目ばかりを気にし、陰でのみ妬み、あざける。優しくて、卑屈なか弱き者たちの国に。己の夢と野心のために、形振(なりふり)構わず力のみを信じて戦い抜く!かつて、この国の荒れ野を駆け巡った者たちは、もう現れまい。茶々は、ようやりました」
瀬名(有村架純)のように自ら首を斬り、織田信長(岡田准一)のように炎に包まれた。
茶々には治長と密通の噂があり、秀頼の実父も治長説がある。第38話(10月8日)放送後の次回予告、茶々の「秀頼は、あなたの子だとお思い?」にインターネット上は騒然となった。
今回もSNS上には「秀頼の介錯を修理が、修理の介錯を茶々が行うというのは斬新」「あの最期、やはり秀頼の実父は大野治長説に立って描いていると思う」「もしや茶々様に想いを…と思える最期」「修理の最期、茶々との距離の近さに『え?やっぱり、そういうことなの?』となったのは自分だけじゃあるまい』」「密通の俗説がなくても、茶々(乳母は治長の母・大蔵卿局)と修理は物心つく前からの幼馴染だからね」「豊臣の最期はたいてい燃える大坂城の光景でお察しくださいの雰囲気で終わるから、ここまで生々しくガッツリ描写したのは意欲的。炎の中の大野さんのこれほどカッコいい出番は史上初レベル?」「令和の世に受け継がれし、茶々殿の遺言に刮目せよ」などの声が上がった。
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