小倉の旦過市場は、頻繁に火災が発生する場所である。今年も4月と8月に相次いで発生した。
なにか火災の幽霊でも住み着いているのではないかと思いたくなる。
市場の名前となっている「旦過」の由来には、二つの説がある。
いずれも、禅宗の菩提寺である宗玄寺というお寺に密接な関係がある。
1)1632年(寛永9年)、小笠原忠真公が小倉に移った時共に移り(現在妙見町)、その際門前に、雲水(旅の僧)が資質を試す場所として宿泊所が造られ、この宿泊所の名を旦過寮と呼んだ事が一つ目の由来である。
2)もう一つの由来は、宿泊した雲水達が、旦(あした/朝早く)に旅立ったことから、旦過という地名が名付けられたとされている。
いずれも、仮の宿で居住地ではないため、防災などの意識がないことにつながりそうだ。
再建のために、まず名称の変更も検討する必要がありそうだ。
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