故大分県知事平松守彦氏の「一村一品運動」は有名である。今日の新聞によると、「豊後水道」という演歌は、阿久悠さんにたのんでつくってもらったものだったという。
以前私がかってある企業の研修センターが国東半島にできた披露式のとき、知事と同席して聞いた話では、大分の大河ドラマをつくるため、大友宗麟の小説を遠藤周作さんに依頼した。
出来上がった小説「沈黙」が、宗教色が強すぎたため、大河にはならず、正月3日間の特別番組になったそうだ。心から大分を愛した人だった。
(1966年に出版された遠藤周作(1923~96年)の「沈黙」はキリスト教禁制下の日本に潜入したポルトガル司祭ロドリゴを主人公に「神の沈黙」に切り込んだ。キリシタンがすさまじい拷問を受け、殉教していくのに神は何もしてくれないように見える。だが、本当にそうなのか、と問い掛ける。)
現在の大分県知事は、平松さんと同じ通産省出身の、広瀬淡窓のご子孫のかたが務めておられる。
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