2021年4月12日月曜日

身と思と息と禅語

 




息という文字は、心の状態が息にあらわれることをしめす。
そこから、いき(気息)、そだつ(子息)、いこう(休息)、やむ(息災)などの意味がひろがった。

座禅などでも、息をととのえることを、重要視しているから、禅語にも息の文字が多く使われているかと思ったが、見当たらない。
座禅を重視する曹洞宗の道元の言葉をさがしてみると、「身心一如」が多い。
自と身を同格に使っている。

診療内科の池見式自己コントロール法でも、姿勢を整え(調身)、呼吸を整える(調息)と、血圧や心拍数がさがり、リラックスできることを推奨している。

息と類似の思の文字は、脳と心臓をあわせた文字で、まさに心身一如である。

思も禅語辞典に沢山あるかと思ったが、ほとんどみあたらない。
見之不取 思之千里 くらいである。

禅語は具体的な事象での表現が多いからであろう。

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