高齢者の老化度と幸福度:
体力の老化度は、日常生活でも容易にわかるが、頭脳の老化度は、曖昧である。
30代まで手帳などは不要でも、40代から必要になり、50代には手帳のありかが不明になったり、眼鏡がないと読めなくなったりする。これらも老化の尺度の一つだ。
人の顔をみて、その名前を思い出すまでの時間を尺度にしたらという説もあり、近頃の若いものはといいだすのも尺度になる。最近は認知症テスト法が色々進んできた。
神戸大学人間科学研究センターの小田先生の研究では、高齢化に影響する人間の性格やスキルと、その幸福感の関係を調査されている。
その要約は次の通り。
1)家族の支援がある程度あり、明朗快活、融和的性格、手先が器用、おしゃれ、計画性がある人は、老化しにくく、幸福感が高い。
2)孤立、孤高、マイペースで、個性が強い人は、老化しやすく、不幸感が強い。
3)道具的・手段的なライフ・スキルでは、高齢者とくに男性のひとり暮らしの料理教室など は、手際よく満足のいく料理を作ることができるか 否かは、適切な食生活ができるか否かにつながり、老化防止や幸福感に大きく影響する。
とくに3)の項目はわたしの弱いところで、参考になる。
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