りゅうぐうの岩石を、はやぶさ2が採取して、無事に地球にとどけてくれた。その技術はすばらしいものだが、その資料の分析で、どの程度宇宙研究が進むのかは、疑問をもっていた。小惑星は無数にあり、幅広く存在しているので、種々雑多であるから、宇宙のほんの一部のデータにすぎないからだ。
しかし昨日のコズミックフロントのテレビの解説によると、小惑星の成り立ちは、大きな惑星の衝突によって発生したもので、最近の理論的研究と、月面のクレーターの観察分析などにより、8億年まえに大衝突がおきていたことがわかってきたそうだ。
隕石の研究などから、直径900メートルのりゅうぐうの5割以上は隙間が占めていることも分かった。
太陽系が誕生した46億年以降の8億年前に大きな天体が衝突し、砕けた破片が集まってりゅうぐうができたとすると、スカスカな構造や岩石の成分が均一であることの説明がつくという。
火星と木星の間にある小惑星のうち、りゅうぐうのように表面が黒く、一定以上の大きさの小惑星は「ポラナ」と「オイラリア」の2つに絞られた。それぞれ8億年前から少しずつ水が失われ、いずれかからできたりゅうぐうにわずかな水分が残っていると推定されるという。
太陽系の歴史の分析と解明が大きく進みそうな気がしてきた。
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