2021年4月23日金曜日

「今ここでこの一瞬を生き切る」

10日ほど前、日経3世のケネス田中(Kenneth Kenshin Tanaka)のテレビ番組をみた。今日はラジオで鈴木大拙のアーカイブスを聞き、ケネスの言葉は、鈴木の言葉の現代版だと思った。
「禅」という漢字は、「単を示す」と書くが、単とは一つのことを指す。
多くの宗教家が唱える真の生き方の神髄「今ここでこの一瞬を生き切る」・・・単とはこの一瞬を指しているのである。
「今」という一瞬に打ち込んで余念が無い姿を示すことを「禅」という漢字一文字で表している。
「美は過去も未来もなく、唯、現在あるが故に、いつも生きているのだ」
注)ケネス田中:日本で出生した後、両親とともに米国に渡り、カリフォルニア州マウンテン・ビュー市で育つ。日米で育ち教育・研究に携わってきた田中は、国際的な仏教学者として、国際シンポジュームや学術会議等でグローバルに活躍している。
浄土真宗の僧籍も持ち、日本だけでなく、中国、台湾、大韓民国、ベトナム、チベット、ネパール、アメリカ合衆国等の浄土教の歴史や現状に精通し、歴史性と地域性を幅広く視野に入れた言わば「比較浄土教学」的な視点から研究を行っていることが際だった特徴である。







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