昨日のブラタモリでは、土佐の海岸にある低い隆起山脈
の地質が、複雑なことが紹介された。
ツゾー・ウィルソンによって、1968年にプレートテクトニクスとして理論化されたが、その有力な証拠となったのが、この土佐の地質だったという。
海嶺で作られて長い時間をかけて海の底を移動してきたプレートには、チャート、石灰岩、砂岩、泥岩といった多くの堆積物が載っているため、プレートが沈み込む際に、陸側のプレートに張り付く現象が起こることがある。
これを付加と言い、そうしてできたものを付加体と呼ぶそうで、日本列島もこのようにしてできた部分が多い。その代表が土佐の海岸であった。
紀伊半島、伊豆半島や房総半島などにも同様の付加体がある。
付加体では多くの種類の鉱石が発見され、磁性の逆転現象などもおきている。
カムチャッカ半島では、これに火山噴火が加わって、世界で最も多くの鉱石が発生している。
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