レコードがディジタル化され、CDになったときに、人間の耳は20kHz以上は聞こえないのだからとということで、20kHz以上の可聴域を超える超高周波をカットしてしまった。
しかし大橋氏など一部の専門家は、CDの音響はレコードの音響と感覚的に異なることを発見し、超高周波の音響効果の研究が、京都大学などで、はじまった。
音響学と脳神経科学との共同研究のはじまりである。
まず超高周波の受容器は耳ではなく、体の表面であることがわかった。高性能のスピーカからの音響が必要であった。
周波数の高低で、脳のどの部位で、血流が活性かするかもわかってきた。これを基幹脳の活性指標で分析した。30kHz付近はマイナスで、80kHz付近が一番プラスであることも判明した。基幹脳の活性化の指標がいろいろ研究された。
脳波の変化による研究では、アルファー波の変化に時間おくれがあり、立ち上がりがおくれるとともに、終わりに残留現象もある。神経系統の信号伝達に、電気的伝達部と科学的伝達部があり、効果の時差があることも判明してきた。これは神経信号のシナプスの化学変化の時間と考えられる。
音楽の種類や自然環境音の周波数特性も、広範囲に調査された。
熱帯雨林環境音には超高周波が多くふくまれており、人体の免疫性向上、ストレス解消など生理的、心理的な効果があることもわかってきた。
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