2021年7月19日月曜日

アポロ11号月面着陸から50年記念

 2019年はアポロ11号月面着陸から50年記念で、ロケット開発番組が多く放映されている。



私の年代からいうと、宇宙旅行をゆめみていたフォン・ブラウンの液体燃料ロケットが、ナチスによりVロケット爆弾に転換されて、ロンドンその他の都市攻撃に利用された1944年から75年の記念の年になる。
V-2は1152発のうちロンドン到着は517で、成功率は50%以下だったらしい。
現在は、はるか宇宙のかなたのリュウグウで、はやぶさ2が、正確に目標に穴をあけ、資料を採取している。


この制御技術の進歩は、軌道計算のコンピュータの進歩である。
1944年はハーバード大のリレー式巨大計算機の時代で、1946年に真空管によるENIACができて、25分かかっていた弾道計算を1分で完了した。1944年頃は、日本陸軍は女子高等師範(現在、お茶の水女子大)の数学科女学生を参謀本部に動員して、手作業でB29攻撃の高射砲弾の弾道計算をしていた。75年の進歩は大きい。

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