3年ぶりに箱崎八幡宮の放生会 が開かれ、今年は賑やかなようです。
子供時代の思い出を家内と話すと、必ずお化け屋敷やサーカスの話になります。
最近はサーカスの姿を消えたようです。
放生会の店には、昔ながらの「新生姜」の店がだされています。
黒田官兵衛にひそかに信頼を寄せていた荒木村重の家臣加藤重徳が、牢獄に閉じ込められている官兵衛を1年間親身にお世話した話は有名です。
牢獄をでたあと、黒田官兵衛が感謝の意を込めて加藤重徳の次男を養子にしたのが 後に黒田二十四騎といわれた黒田一成です。
重徳は関ヶ原では長男吉成と共に小西行長と西軍に従軍します。
西軍敗退後、次男一成の執り成しで重徳・吉成親子は黒田家に迎え入れられ、重徳は箱崎で隠居して、吉成は中老となります。
吉成の子孫が幕末、三条実美らを太宰府に迎え入れ、薩長同盟の基盤を構築した加藤司書です。
老後の加藤重徳は、箱崎の土地を利用してしょうがを育てていたが、黒田官兵衛と息子の黒田長政が秋の放生会の筥崎宮参りに来るということを聞き知った重徳は、自宅で栽培していた生姜を葉付きのまま官兵衛に献上します。
その時の再会は、有岡城以来の再会だったそうで、二人は時を忘れて語り合ったそうです。
このエピソードがきっかけで、放生会の名物が新生姜となったとの説があります。
葉っぱがついた まるまるの 新しょうが 放生会の つきものになっています。
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