雷が発生する理由にはさまざまな説がありますが、一般的には、雲の中にあるちり(微粒子)や水、氷の粒がぶつかり合ことで摩擦帯電が起きたり、氷の粒が分裂したりすることで、大気(雲)の中にプラスとマイナスの電荷が発生することが原因と考えられています。
プラスの電荷は大気(雲)の上の方に、一方でマイナスの電荷は下の方に集まりやすい性質を持っているため、その間には引き合う力が働き、そこに電界が生まれるのです。たとえば、夏の時期によく現れる上昇気流は雷が発生しやすい雲で、その内部は次の図のようになっています。
雲の上部に正の電荷が集まり,雲の下部に負の電荷が集まります。大地に近いのは負の電荷であるため,地表には正の電荷が誘導され,負電荷である雲の中の電子が地表の正電荷に引き寄せられて落雷になります。
すぐさま,地表からは正電荷が登って行きますが,その同じ道を再び雲から電子が降りてきて,地表から正電荷が登っていくこともよく起こります。これを「多重帰還雷撃」と言います。落ちるだけでなく昇る現象もあります。
一瞬にして10回ほど繰り返す場合もあるようです。正と負が中和されれば,それで終了です。
かって、小学校の先生だった友人の依頼で、小学生に、このような雷の話をしたことがあった。
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