令和3年9月に中国重慶の世界遺産「大足の石仏」の近況がテレビで紹介された。四半世紀前に訪れた時は遺産登録まえで鄙びた田舎だったが、今は修復されて賑やかな観光地になっていた。
令和4年2月に、また大足の石仏の特集「大彫刻」ー石に魂をこめるーが放送された。
大足の石仏が世界遺産に登録されてから、街は観光事業に力をいれ、年間70万人以上の観光客がおとずれるようになったという。私が昭和64年に訪問した頃は、2階建ての商店が並んでいて、ホテルも小さなものだったが、今は大都市化しで、高層ビルが立ち並んでいる。
大足区出身の石彫刻家が3万人もいるし、画家も沢山押し寄せてきているそうだ。
大仏像が有名だが、大衆に人気のあるのは、やはり観音像が一番らしい。
正式には数珠手観音とよばれる仏像で、11世紀の作品である。手の組みかたが大変魅力的だたら、俗名がつけられたらしい。
これをコピーした石造が、いま中国の高所得者に大人気で、数百万円で売れているそうだ。
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