千住博の高野山襖絵の制作現場をテレビで紹介していた。
従来の日本の制作手法をのりこえて、硬めの日本紙にわざと皺を沢山いれてその上に墨をいれて、荒れた岸壁の岩肌の模様をえがきだす工夫をしたり、立て板に水をながすように墨を流して滝の模様をえがき、高野山の厳しい山や滝の風景を作り出していった。
千住三兄弟の父親の千住鎮雄先生は私と同世代で、機械工学出身ながら経済管理工学の専門家になられた方で、一度セミナーの席で討議したことがあった。
ご長男の博さんも、日本画の伝統を乗り越える力を父上から受け継いでいるなと、実感した。
次男は音楽家、長女はバイオリンの名手。最近はテレビ出演が少ないようだが、かっては長兄より多い時代があった。
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