龍宮寺:人魚伝説
博多駅の近くに童話の世界のような寺がある。「龍宮寺」といわれる浄土宗の寺だが、ここには人魚伝説がある。この寺が博多湾沿いにあった貞応元年(1222)、人魚が打ち上げられ、寺に奉納されたという。そこから龍宮寺(りゅうぐうじ)と呼ばれるようになった。(真偽は別にして、空想の世界を楽しむしかない)
その後、文明12年(1480)に連歌師の飯尾宗祇がやってきて、この寺に宿泊し、連歌を楽しんだという。この当時の博多は大内氏が統治していたが、明の国、南蛮貿易で栄えていて、文化の方も隆盛の時代だった。
現在、周辺はビルが建てこんでしまったが、貿易で栄えた当時は当時でにぎやかなところだったのだろう。
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