論語(1)学而時習之、不亦説乎。
学んで時にこれを習う 而(また)説(よろこば)しからずや
教えを受けたり書物を読んだりして学んだことを、折にふれて繰り返し学習することによって身につけてゆくのはなんと楽しいことではないか。
安川敬一郎の論語漫筆の解説:
「習」にという文字は、鳥が卵から成長して、巣立ち飛翔していく意味をもつ。しかし鳥は成長してもその本能を発揮するだけで、百舌鳥は鷹になれない。燕雀何ぞ鴻鵠の志を知らん哉である。
人間はこれと異なり、性相近習相違であって、学ぶと学ばざるによって大きな差ができる。向上心があれば、学而時習之で、止まらずに何処までも進んでいける。
中国の習主席も、この解釈で行動していくのかな。
論語(2):「子日 功言令色 鮮いかな仁」「鮮(すくな)し仁」とも読む。
令色は、ゆたかな表情で、ことさらに顔色をやわらげて相手の気持ちに合わせることで、心が誠実で打算がなければ、ことさら飾る必要はなく、ありのままで良いと孔子は言っている。
安川敬一郎の「論語漫筆」でも、巧言令色は、時には必要だが、一般には慎まねばならないと言っている。
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