大阪城公園の西南部のNHK横に大阪歴史博物館がある。
大阪城周辺地区は明治維新後に、第四師団司令の土地となった。大正時代に大阪市は繁栄し、人口も東京を超えたが、大きな公園がなく、公害に苦しんでいた。第四師団も軍縮時代で予算がなく、司令部建設に苦しんでいた。
そこで、大阪市と司令部の協議により土地の市有化を条件に
昭和4~6年(1929~31)大阪城天守閣とともに公園をつくり、第四師団司令部建設も行うことで、市民の募金を募ってその金で天守、公園、司令部が6年に竣工した。
終戦後は駐留軍施設として利用
昭和23年(1948)旧第四師団司令部を大阪市警本部として返還,昭和33年(1958)府警から市へ建物返還。市制70周年記念事業として旧第四師団司令部を歴史博物館への転用構想まとまり、現在にいたっている。
司令部の建築を、天守閣とのバランスで和風にするよう希望したが、西洋の王宮のような建築になった。当時の陸軍は大和魂を強調しながら、日本刀とふんどし以外はすべて洋風であった。
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