2021年6月6日日曜日

大正・昭和初期の日本陸軍配備図

 明治時代末期の師団配備地

1922年以降、世界的な軍縮の流れに従って、山梨半造および宇垣一成陸軍大臣の下で、3次にわたる軍縮(山梨軍縮宇垣軍縮)が行われ田結果、4個師団(第13師団・第15師団第17師団第18師団)が廃止された。

また多数の陸軍地方幼年学校などが廃止、平時編制の3分の1(将兵約10万人)が削減された。

その結果:つぎのよ図うな師団の配備となった。




第一師団:東京地区

第二師団:仙台地区

第三師団:名古屋地区

第四師団:大阪地区

第五師団:広島地区

第六師団:熊本地区

第七師団:札幌地区

第八師団:弘前地区

第九師団:金沢地区

第十師団:姫路地区

第十一師団:四国地区(禅通寺)

第十二師団:福岡・佐賀地区(小倉)

第十四師団:長野・茨木地区(宇都宮)

第十六師団:京都地区

第十九師団:朝鮮東部(羅南)

第二十師団:朝鮮西部(京城)

配備図には、師団でなく、師管の名称になっている。

(13高田/仙台,15豊橋/京都,17岡山/姫路,18久留米師管が廃止された。)

その後太平洋戦争時代になると、師団の規模や地域など変更により、最大355師団まで膨張している。


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