豊臣秀吉が最晩年の16世紀末に築いた城郭「京都新城(しんじょう)」のものとみられる石垣の一部が京都御苑(京都市上京区)内の京都仙洞御所から出土したと12日、市埋蔵文化財研究所が発表した。 今回、消火設備の設置に伴い、仙洞御所の一部125平方メートルを調査したところ、石垣が南北8メートルにわたり出土した。堀の幅が推定20メートルになることも確認された。石垣の周辺からは、豊臣家の家紋「桐」などが入った大量の金箔瓦(きんぱくがわら)の破片が出土した。調査の結果、石垣は京都新城の堀の一部だったと断定。金箔瓦の出土量から城を囲う堀の西側の側壁とみられる。
かって地下鉄工事のとき、信長が足利義昭将軍のため築いた「二条城」の石垣が出土した。京都の地下には幾つも城跡が眠っている。
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